2017年6月25日 (日)

栗原冬子「LOST LOVE」

今回紹介する歌映像は、泡沫感絶頂の映像。

栗原冬子女史はこのとき高校3年生。
ラサール石井氏のインタビューに、
冬至の日に生まれたので"冬子"という名前となった、
走ることが得意で中学のときは陸上部だった、
などと答えている。

その後の栗原女史の経歴については、Web上にその記述が溢れているので、ここでは省略する。

ワンレングスの女子高校生が、デビー・ギブソン書き下ろしの曲でデビューするということ自体、泡沫感絶頂の事象であるのだが、小生がこの映像で最も注目したいのは、この放送が行われている会場なのである。

栗原冬子_LOST LOVE_スポーツワールド伊豆長岡

この画像に映る景色の中で、現在もその姿をとどめているものは、画像最上部に映るわずかな部分のみである。

映像を観ていただきたい。
栗原女史が歌う場所は、向かって右側のプールの波が、向かって.左側のプールに伝播しないよう設けられたコンクリート防波堤の部分。
二つのプールの背景にはそれぞれ"SPORTS WORLD"、"ASCOT"の文字。

伊豆長岡町、現伊豆の国市に、かつて存在した"スポーツワールド伊豆長岡"の在りし日の姿である。


このスポーツワールド伊豆長岡は、廃墟を趣味としている者には有名な場所のようであり、
廃墟となってからの姿を紹介しているサイトは数多い。
栗原女史が立っているこの場所の廃墟となった写真も確認することができる。

いわゆるバブルの時代に生まれ、そのバブルの崩壊とともに経営が行き詰まり破綻。
一時期、カラカミ観光が支援を検討しているとの情報もあったが、さすがに都心から離れたこの地にこの規模の施設は手に余るであろう。結局は手を出すことはなかった。

結局大部分の施設は閉鎖され、最後はゴルフ練習場のみ細々と営業を続けていたが、1999年にはすべて閉鎖され、荒れるがまま、廃墟マニア垂涎の場となり、そして現在は完全に取り壊されている。


そのスポーツワールド伊豆長岡が現役だった頃の姿、そこで歌う栗原女史、これぞ泡沫映像。
映像に映り込む子供たちの水着姿が、心なしか垢抜けていない気がするのは、土地のせいだろうか。


曲は、"Debbie Gibson"が馬飼野康二先生のペンネームと言われたらそのまま信じてしまうような雰囲気で、小生の好みの部類である。


「LOST LOVE」栗原冬子
JanJanサタデー
1989年7月22日

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年7月11日 (月)

「夢からさめない」佐野量子

佐野量子「夢からさめない」

承前。
発掘してきた「夢からさめない」の映像。
東京キー局制作番組ではこの曲が披露されたことは無かったということで貴重と思われる映像。

衣装はクリーム色のカーディガンに同色のスカート。普段着にも使えるようなステージ衣装であった。
靴もヒールの低い黒の紐靴。歩くと"ドタドタ"と音といった音がしそうである。
いずれも質実剛健といった感じ。

2拍で一歩のゆるやかなステップにゆったりとした腕の動きが加わる振りを観ながらこの曲を聴くかぎりでは、気だるい感覚に襲われるのもしかたないところ。
そしてテレビ露出もなく、さほど売れなかったこの曲。佐野量子女史はこのまま芸能界から消えていくのではないか、とも思えるのであったが…実際にはそうはならなかった。

「夢からさめない」佐野量子
JanJanサタデー
1986年12月13日

| | コメント (0) | トラックバック (0)